福岡県大野城市のすみ整骨院の角です。
今回は膝の痛みの中でも多くを占める変形性膝関節症の痛みと原因について書いていきます。ひざ関節は脚の付け根の股関節と足首の関節の中間にある脚の中心的な役割で非常に重要な関節です。
階段の上り下りが辛い、正座が出来ない、立ち上りが辛い、膝がまっすぐ伸びない、膝に水が溜まっている。などでお悩みの方は多いのではないでしょうか?

■変形性膝関節症とはどんなものでしょうか?
「変形性ひざ関節症」は、加齢に伴い起こるひざの病気で、発症には体重や運動、姿勢などの生活習慣が関連していると言われています。ひざの関節の軟骨が傷つき、関節に炎症が起こり痛みが生じる病気です。やがて軟骨が傷むと動かしたときの衝撃が吸収できなくなり非常に強い痛みを生じます。

そして主な症状は「痛み」「腫れ」「動きづらくなる」です!
詳しく言うと
①運動した時の痛み
最初は、立ち上がるとき、歩き始めるときなど、ひざに体重がかかりやすいときに痛むことが多く、もう少し進行すると階段の上り下りのとき、正座したときなど、特別な動作をしたときにも痛みが生じるようになります。じっとしていると痛みが軽くなりますが、病気が進行していくと安静時でも痛みがとれないことがあります。

②膝に水がたまる
関節に炎症が起こり、ひざのお皿の周辺に水がたまります。水がたまるとひざが腫れて、痛みが生じたりひざが動かしにくくなったりすることがあります。

③ひざの動作障害(動きづらくなる)
正座やしゃがむなどのひざを曲げる動作が難しくなったり、ひざを伸ばすことが難しくなったりします。また、歩き始めるときに横にぶれることがあります。

これは変形性膝関節症の進行した典型的な例です。

明らかにO脚の変形がでて膝に水が溜まり腫れぼったくなっているのが分かります。
■どんな人が変形性膝関節症になりやすいのでしょうか?
日本人の膝の痛みは男性と女性では1:3の割合で女性の方が痛みを抱えています。更に変形性膝関節症の割合になると1:4で女性の方が重傷なことがわかります。
特に日本人ではもともとO脚の傾向があり、膝の内側により負担がかかりやすくなるため、日本人の変形性膝関節症はその90%ちかくが膝の内側により強い変形が見られます。
なかでも、立ったり座ったりを繰り返す作業をよくする方や、椅子ではなく床の生活の方が比較的なりやすい傾向にあるといえます。
■どんなことで膝に負担がかかるのでしょう?
色々な要因が考えられますが、そもそも、日本人女性にO脚が多い理由として、男性の骨盤と比べて女性の骨盤は横に広くなっています。

これは、股関節のある位置が男性より外側についていることと同じです。それにより上の絵にもあるように、股関節から膝関節の角度が急になり、膝への負担がかかりやすい形になってしまいます。

これに加えて、日本の風習や文化として女性の座り方は横座りや正座や女の子座り、そして女性は脚を開いて座ることが行儀が悪いとしつけられています。これにより、女性は男性に比べて足が内またになってしまう傾向が強いのです。
脚が内側に回り、膝の内側への負担が強くなります。そのままの状態で使い続けていると変形が進行していくといった感じです。
■福岡県大野城市のすみ整骨院の治療法は
すみ整骨院では変形の進行をおさえて痛みをとるのはもちろんのこと、日常生活での姿勢や動作の指導や、運動指導による弱った筋力の再教育などの治療法を行っています。
当院では膝の専門医である堺整形外科 福岡スポーツクリニックとも提携して頂きながら確実な診断のもと治療を行っています。
変形性膝関節症でお悩みの方は「すみ整骨院」までご連絡下さい!