動かしすぎて痛い?動かさないから痛い?
こんにちはすみ整骨院、院長の角です。
患者様にもよく聞かれる質問なのですが、
「使いすぎたけん痛いと?」「じっとしとるけん固まって痛くなると?」
この二つの質問は非常に多いです。
こちらの写真を見てください。

左官さん作業中の写真です。この写真では動かしている方は右、動かしてない方は左です。
どちらが痛くなると思いますか?
私の経験から言うと、このような作業をされる方は圧倒的に左を痛がって来院されます。
運動学的にいえば、実はどちらの筋肉も運動していることになります。
問題は動きがある運動なのか、動きのない運動なのかです。左腕は道具と材料をもち肘を曲げた状態をずっとキープしています。
弱い力でも持続的な力が働いている場合は筋肉や関節に対する疲労の蓄積はかなりのものになってしまいます。
こちらの写真もみて下さい。

座るときに肘置きに肘を置いて体重をかけて座っている写真です。
こちらも持続的に腕から肩にかけて身体を支えるために力が入っている状態です。
このように日常の何気ない動作によって腰や肩の痛みがとれないことは非常によくあります。
話を元に戻しますが、もちろん左官さんのように右手も使いすぎれば痛みは出てくる可能性はあります。
ブログでも何度か言っていますが、大切なことは同じ動き、同じ姿勢の繰り返しは負荷が同じところに集中しやすいという事なのです。
ぜひ皆さんも自分の生活の些細な姿勢や動作に目を向けていつもと違う動きを積極的に取り入れて下さい。